高耐力マイクロパイルの概要
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高耐力マイクロパイルの概要
マイクロパイルは、1952年にイタリアでFernando Lizziによって開発され、それ以来世界各地で使用されるようになりました。わが国には、1979年に技術導入されました。
現在わが国で実用化されているマイクロパイルには、補強材や施工法の違いにより耐力・支持力の異なる 3種類 の工法があります。 | ![]() |
高耐力マイクロパイルの特長
1. 設計面の特長
●小口径であるが高い支持力を得ることができる。
●押込みおよび引抜きに有効に抵抗できる。
●フーチング寸法を小さくすることができる。
2. 施工面の特長
●小型機械を使用しているので、騒音・振動が少ない。
●地中埋設物や既設構造物への影響が少ない。
●低空頭での施工が可能であり、3.5m程度の空頭制限に対応できる。
●砂礫地盤、玉石地盤および岩盤の削孔が可能。
●掘削土量が少ない。
高耐力マイクロパイルの構造
▲図をクリックすると、拡大図が見れます。
高耐力マイクロパイルの支持機構(概念図)
高耐力マイクロパイルは、定着部のグラウトと支持地盤の摩擦によって支持されます。 従ってグラウト加圧注入の管理が非常に重要です。 | ![]() |